きれいな歯並びにあこがれて・・

 2000年12月、57歳にして歯の矯正を始め、現在4年が経過しました。
 この年齢になって矯正を始めた理由は、ひとえに美しい歯並びになりた
かったからです。

 歯並びについては、永久歯に生え変わった10代の頃から、ずっと気に
なっていました。しかしその当時は、矯正歯科という言葉を耳にすることは
なく、20〜30代の頃でもまだ一般的ではありませんでした。
 多分この当時は、大学病院等での診療だったのではないかと思います。
40代になって、街中でちらほら矯正歯科の看板が目に入ってきましたが、
それでも指定された日に矯正専門の医師が派遣された来て治療にあたる
という状態で、こちらが希望する日時に気軽に相談・治療を受ける雰囲気
ではありませんでした。

 又私自身も仕事を持っており、4〜5年ごとに全国を転勤しておりました
ので矯正するいとまがありませんでしたが、定年を迎え一ヶ所に落ち着き
時間の余裕が出来ましたのが57歳だったのです。
 50年近くきれいな歯並びに憧れていましたので迷わず矯正を開始しました。

  矯正治療は、ブラケット装着後の1年がとっても大変でした。
特に装置を定期的に調整しますが、調整後の2日間ほどは流動食のように
丸呑みに近い食事でした。
 私の場合、治療の途中で抜歯がありましたので、とてもつらく
さらに唇の裏側に装置が当たって大変痛かったためマウスピース、
塗り薬、パテなどいろいろの工夫をして頂き、この時期をしのぎました。

  歯みがきには細心の注意をはらいました。口腔洗浄器、音波歯ブラシ、
歯間ブラシなどで手入れをするとともに一般の歯医者さんに、
最初2年間は2週毎、4年目以降は月に1度手入れのため通院しています。

 多分、もう少しで終了すると思いますが、人生最終コーナを迎え綺麗な
歯並びを手に入れ満足しています。
 いつまでもこの状態を維持して行きたいと思います。
  グットスマイル
「ひろこ」さん 57歳+a
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ひろこさんの治療について
主訴:左上前歯と犬歯の咬み合わせが逆。
   歯並びが全体的に悪いこと
診断:歯の過大と上あごの狭窄よる叢生症例で下顎左右
   第一大臼歯の欠損とこれによる下顎第二大臼歯の
   近心傾斜と全顎での歯周疾患とはぐきの退縮を伴う
治療:1.上顎第一小臼歯を抜歯にて機能的咬合の確立
   2.下顎第二大臼歯の直立
   3.咬み合わせを浅くして、前歯を後退する
 
 最初に診せていただいた時の状態は、歯並びが悪く歯周疾患のため、ハグキが短くなっていました。
 歯周疾患は歯を支えている歯の周囲の歯槽骨が炎症により、徐々に減ってしまう疾患です。従って、この病気があると、歯の移動が困難になったり、歯の移動の途中で保存不可能な歯が出て来る可能性があります。
 ひろこさんの場合は、この歯周疾患がありましたが、上の小臼歯2本を抜歯しなくては、上下の咬み合わせが作れなかったので、治療開始には細心の注意が必要でした。
 歯周疾患の方は清田みどり野歯科の先生にお願いして、
2週間に一度のチェックを行っていただいて、常に良い
状態を維持していただきました。
 そして、ひろこさんの「キレイな歯並び」に対する熱意
と几帳面さのおかげで、最初に計画した治療目標がほぼ
全てクリアして満足の行く咬み合わせを得る事ができました。

 今回はこのHPに掲載させていただき、心より感謝申し上げます。「もう年だし・・・」「歯周病だし・・」と
同じような症状であきらめている方も勇気と希望を持って、治療を開始することができると思います・
 現在、動的治療終了後約3年を経過して、リテーナー
(保定装置)も就寝時のみとなって、快適に暮らされておおります。また、現在、歯のホワイトニング中です。
 秋までには、白い歯でさらに素晴らしい笑顔を拝見できることを楽しみにしております。
 最初の状態
 左上の歯が内側へ入り込んで、上の前歯が左へズレテいます。下の奥歯が左右とも欠損しているので、奥歯もうまく咬んでいません。
下の奥歯は前方へ傾斜していました。
 下は歯を抜かないでできましたが、上は犬歯の後ろの第一小臼歯を抜歯しなければなりませんでした。
 抜歯してマルチブラケットをセットしました。非常に柔らかいニッケルチタン系のワイヤーから、ゆっくりと移動開始しています。
徐々に太いハリガネに変えて行きます。この写真は装置装着後3か月のものです。前歯が並んできました。前方に倒れていた下の奥歯も起こしています。
装置装着から6か月目。上の犬歯は特殊なゴムで後方へ移動して、抜歯した空隙は徐々に閉鎖されてきました。上下の前歯の中央もおおむね一致してきています。
少し固いワイヤーに変更して、咬み合わせを浅くしながら、歯列弓のゆがみを修整しています。下の歯のわずかなスペースも閉鎖します。ここまでで、約8か月目です。
約10か月で仕上げに入りました。強くあたる部分がなく、均等になるように調整します。
治療開始から1年3か月でマルチブラケット装置を撤去しました。歯はゆっくり移動しましたが、予約のキャンセルが皆無のため、早く治療が終了しました
前歯の咬み合わせも浅くして、中心も一致し、良い感じの咬み合わせになりました。「後戻り」を防止するため、歯の裏には固定式のリテーナーが装着されています。
動的治療終了後、2年3か月の写真です。咬み合わせにも全く問題がなく、歯周組織も非常に安定した良い状態が得られました。
上の固定式のリテーナーは撤去して、取り外しのできる、タイプのものへ変更し、就寝時のみ使用していただいております。
 ひろこさん、おめでとうございます!
ものすごく苦労されたと感じられていると思います!
しかし、それだけの事はありましたネ!
 歯並びも咬み合わせもスッキリ、ピカピカです!
 笑顔もすごく優しい感じで、とてもイイですよ!