グットスマイル
「まなぶ」くん 18歳
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 島根インターハイの4×100mリレー決勝です。
中央の青のユニホーム、東海大四のナンバーカード46が自分です。
41秒55で6位入賞でした。右のピンクのユニホームは中部商業高校(沖縄)、左の白と青のユニホームは相洋高校(神奈川)です。
 島根インターハイの4×400mリレーの表彰後です。決勝は3分15秒29で5着でしたが、準決勝で3分14秒03の北海道新記録を樹立しました。
 それまでの北海道記録は旭川大学高校が保持していた3分14秒29で、このときの2走が、
昨年のアテネ五輪代表で北海道出身の高平慎士さんでした。
 島根インターハイの400mハードル予選です。53秒62の自己新で2着、予選通過でした。
 準決勝は54秒30で7着、落選しました。
主訴:上の左右の奥歯が外側へ傾斜して上下の奥歯がスレ違って萌出して来たこと
   上の永久歯の前歯の間に過剰歯があり、上の前歯の萌出が障害されていた事
診断:
下あごの後退と咬み込み過ぎ、下顎前歯の内側への傾斜、挺出、回転による過蓋咬合症例で、上顎
   臼歯の外側への傾斜によるすれ違い咬合と正中過剰埋伏歯、口元の突出を伴うもの

年齢:初診時年齢 7歳から治療完了18歳
治療に用いた装置:
 1.外側へ傾斜した上の左右の奥歯を内側へ移動するためにエクステンデット リンガルアーチ
   上の中切歯間に埋伏した過剰歯の摘出
 2.咬み合わせを浅くする目的でユーティリティアーチと奥歯の咬み合わせを改善するヘッドギアー
 3.全体の歯に装着して歯の移動を行うマルチブラケット装置
抜歯部位:非抜歯
治療期間:リンガルアーチは約10か月、ヘッドギアーとユーティリティアーチは約1年。仕上げのマルチブラケット治療は約1年4か月
費用概算:約95万円(消費税別)
リスク副作用:

   1 歯が移動し始める時に食物を咬むと痛くて咬めない時期が数日から
    1週間ほどあります。しかし、途中から痛みはなくなりますので
    ご安心下さい。
   2.まれに歯根の先端部が吸収して根の長さが短くなったり、歯茎が
    下がってしまう事があります。
   3.歯ブラシによる清掃が不十分な場合は装着した矯正装置の周囲の
    歯の表面が虫歯になったり、白く白濁する場合があります。

 矯正治療の感想については、医療機関の広告規制のため削除させていただきました。まなぶ君、ごめんなさい。
まなぶくんの治療について
治療:1.エクステンデッド・リンガルアーチによる上の
    臼歯の直立。正中過剰埋伏歯の摘出。
   2.上下のあごと臼歯関係の改善。
     深い咬み合わせの改善
   3.非抜歯にて機能的咬合の確立

 最初に診せていただいたのは、小学校1年生の時でした。歯の状態は永久歯の前歯がまだ生える前でしたが、上の奥歯が左右とも外側へ傾斜して(右写真矢印)、下の奥歯とすれ違っていました、このままでは、うまく咬めないばかりでなく、あごの成長にも悪い影響があったので、改善しておく必要がありました。また、過剰埋伏歯(右のレントゲン写真:上は摘出前。下が摘出後)は全身麻酔下で隣の歯を傷つけないように挺出しました。
 前歯が生え揃って来ると、咬み合わせが深い「過蓋咬合」の症状を示して来ましたので、ユーティリテーアーチを使用して咬み合わせを浅くし、ヘッドギアーで上下の奥歯の関係を改善しています。
 この結果、歯を抜いたりしないで治療できるようになりましたので、マルチブラケットで仕上げを行っています。

 それにしても陸上すごいですね!

 同じような症状で治療を迷っている方には、本当に参考になるのではないでしょうか?
 これから治療される方達に勇気と希望をきっと与えてくれることでしょう。今回は、たくさんの写真を見せていただき、心より感謝します。

外から見ると、前歯が生えていないのだけが目立ちますが、この前歯の間には過剰埋伏歯(通常より多い余分の歯であごの中に埋まっている)が存在します。    
左の写真の上あごの写真を拡大した物が上にあります。上の左右の奥歯が外側へ傾斜して下の奥歯とすれ違っています。
外側へ傾斜して生えてきた上の奥歯を直立させるため、リンガルアーチを使用しいます。中央はほとんど元の位置に移動が終了。右が装置撤去時です。
上の奥歯を直立させて、外側から支えながら、前歯が出てくるのを待っている所です。
 前歯が生えてきました。咬み合わせが深く、過蓋咬合と言われる状態です。そろそろ、埋伏歯の摘出と抑制矯正開始時期です。
 過剰埋伏歯の摘出手術は隣接歯
の根への影響を最小限に食い止め
るために、上の前歯の根の完成
を待って手術を行いましました。


 この時期より、ヘッドギアーとユーティリティーアーチを使用して、咬み合わせを浅くしながら、あごと奥歯の関係を整えています。
 ヘッドギアーは10か月使用し
この写真は約1年後の写真です。
かなり咬み合わせが浅くなって
います。犬歯もおおむね生えて
きています。
 そろそろ永久歯全体にマルチブラケットをセットして、最後の仕上げを行います。
上の全部の歯にマルチブラケットを装着しました。柔らかくて、細いワイヤーから装着します。
 下の歯にもマルチブラケットを装着して、仕上げの太くて硬いワイヤーに変更していきます。
 全体の歯にマルチブラケットを装着してから1年3か月で、動的治療を完了してリテーナーへ変更しました。
なかなか良い感じです。すべての歯がしっかりと均等に咬むように仕上げています。これは中学校1年生の6月です。
 動的治療終了後、2年10か月の状態です。高校入学直後です。非常に手入れが行き届いた歯ですね。
 まなぶくん、治療完了おめでとうございます!
 良い咬み合わせが運動能力に関係あるという事を実感された話しを聞き、とても嬉しいです。
 

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